障がい者の貧困
今朝の静岡新聞、ご覧になった方もいるかと思います。
障がいのある成人の貧困率が、初めて算出されたという記事です。
画像の数値でもわかるかと思いますが、
障がいのある方の貧困率は無い方のそれと比べて約2倍。
記事によると、その要因は、
「障害者が働ける場が少なく、賃金も安いほか、
障害者年金など公的な現金給付の水準が先進国の中で低いことなど」とあります。
障がいの有る方の貧困問題は、これまでも時々メディア等で取り上げられていますが、
こうやって改めて数値でみると、親としては泣きたいような気持ちになります。
ただ、今までは障がい者の所得について信頼できる調査があまりなく、
あったとしても、規模が限定されたものでした。
ですが、今回の結果は国の研究費による調査に基づくもので
国に対する影響力も小さくはないと思います(⇐期待(^_^;))。
「研究グループによると、日本の障害者の貧困率は
先進国の中で高い部類に入り、障害のない人との格差も大きい。」とのこと。
根拠となる、信頼性の高いデータがあることで、初めて行政も動けるでしょうし、
他の国との比較もしながら、徐々に制度も整っていってくれたらと思います。
結果の数値自体は明るいものではありませんが、
将来的な整備への、大きな布石になる調査結果だと感じました。
関連記事